忍者ブログ

雑念手帳

サイトの日記ですが、同人サイト訪問者様用に公開されたJUNK妄想雑文メモ置き場兼ねてます。「何となくこのキャラのイメージで出てきた妄想だけど限定はしない」系の小説未満な小話がごっちゃりです。

"腐女子・ヲタク論"カテゴリーの記事一覧

  • 二次創作するときについやってしまうこと
    私は、何かのキャラに萌えると、二次創作の準備も兼ねて、色々そのキャラの性格や人生などを勝手に解釈し妄想するのが大好きです。
    でもって、それが講じて萌えキャラごとに、何となくテーマみたいなのが出来てしまったりします。それぞれのキャラが抱えている(ように見える)問題についての私なりの妄想混じり解釈とでも言いましょうか…。

    いや、むしろ、キャラに刺激されて私自身が抱えている人生のテーマみたいなものが引きずり出されてきている、といった方が正しいのかも知れません。意図しているわけではないのですが。
    とにかく、話を作りながらごちゃごちゃ考えてしまうのです。
    PR
  • 手書きブログって
    最近オンライン同人界隈で人気な手書きブログですが…
    こちらの記事によると、意外にも最初のターゲット層は全然そっち系じゃなかったんですね。
    http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/28/news069.html

    てっきり、マンガみたいな絵と文が混じったコンテンツをやりとりするために開発されたものと思いこんでました。
    面白いなあ。

    記事には「女性ユーザーが多い印象だが、それもなぜかは分からない」と書いてあります。

    こちらも印象論ですが、絵を描くの好きで、かわいい画像を介したコミュニケーション好きで、仲間内の親密度をあげる流行には敏感という同人女子層がユーザー数を増やすのに貢献しているという面はあるのではないでしょうか。
  • インナースペース
    気づくと何だか色々なことをやり忘れていることに気づいてまずい感じの週末。
    To doリストを作ったらさっさと十項目くらい並んでしまったり…orz

    思ったんだけど、ヲタ、というかインナースペース(←こう書くと大層な感じですが妄想力くらいの意味で使ってたり)の無駄に豊かな人間の苦しみってありますよね。
    人と会って楽しく遊ぶだけじゃ息抜きにならない、とか。例えそれがいかに愛してたり気のあったりする相手であっても。
    そういうのはもちろん大事なんだけど、それプラス一人であーでもないこーでもないと妄想して、文字を書いたり絵を描いたり、人様の作品を大量に摂取したりしないと気が済まない。描かないと、もしくは書かないとなんか満たされない。呼吸してる気がしない。
    因果な話で。

    例えば、普通にひとりで家にいて「やることがない」と感じる人って世の中にはいますよね。ああいうのってどういう感じなんだろうとよく考えます。

    何もない部屋に一人でいなきゃいけないとか、そういうのに近いんでしょうか。でも、自分の場合、頭の中に妄想劇場あるしなあ(思い浮かんで書き留められないとしたらちとつらいですが)。

    しかし、こうかくとまるで人より何かを得してるみたいですけど、実生活には弊害も多いです。
    今日なんて、起き抜けに浮かんだシーン(しかもちょっとエロ)がすっごいよくて、そのせいで身支度が15分は遅れてしまったという恐るべき事実が。
    それも、終わるあてもないオリジナル話関連なのでサイト運営には一ミリも貢献しない、つまり外界に対しては何の意味もない、顧客は世界に私一人しかいないたぐいの妄想なんです。終わってます。
  • ユリイカ腐女子・BL関連特集号(遅まきながら)
    ちょっと前の話になりますが、ユリイカが最近腐女子やらBLやらについてかなり頑張って特集組んでまして、私も買ってちまちま読んでました。







    以下、雑感というか、個人的に面白いと感じた論考に関して簡単な感想コメントかきます。(なお、作家さんとの対談の類は豪快にスルーしてあります。すいません…)
  • 漫画と小説
    ちょっと前だけどこちらの記事を拝読して、ほほうと思いました。
    「漫画描きと小説書きの間の見えない壁」
    http://blog.livedoor.jp/umi0202/archives/51796130.html
    いや、実はうpとほぼリアルタイムに読んでいたのですが、なんかかなり炎上してたので、すぐに取り上げるのはなあ、と感じてそのままになってたんです。

    オンばかりで熱心にオフ活動をやったことがないので、まあ、自分には色々わかってないこと多いと思いますが…
    漫画描きさんと小説書きさんが凄く別れてしまっているということもあるもんなんですね。むしろ知らなかった。交友関係がどっちかだけ、とかになったり。自分の周りでは、少なくともオンで遊んでる限りだとあまり垣根を感じなかったもので新鮮な驚きでした。オンだからかな?



    漫画と小説どっちが大変かという、やや不毛な問いにについては…自分は今、サイトではほぼ小説書きと化しているんですが、多少漫画もトライした経験から次のように感じます。
    まず、漫画の方が物理的な時間、場所、体力を削るのは明らかかと。
    やっぱ、ちょっと忙しいと漫画は無理って感じる。自分の場合は画力の問題もありますが、それに加え、机の上を片付ける手間も、画材を広げる手間も、線を引いて腱鞘炎になるのも辛い。
    ただ、その分読んでもらえる層は広いみたいと感じてます。苦労の分だけ見合う読者数はつく…気がする。一般的に。とりあえず、フィンフェイエロ漫画をちょろっと描いたとき(エロだからかもしれないけど)いつもと拍手の数が違いました(笑)

    でも、じゃあ小説がイージーな仕事かというとそうではなくて、あれは物理的な手間はないし短時間ですむっちゃすむんですが、作業の精神的集中度はかなりという気がする。バイオリズムに影響されるというか、やってて精神的に追い込まれる感じがあるのは小説の方かなあ。漫画はそこまで情緒的に深く潜らないから、作業中に平常心が保てる気がします。絵や構図を計算する分、冷静さが求められる気もするし。他の方はまた違うご意見をお持ちだと思いますが…。
    あと、自分の場合は、小説の方が漫画の場合よりも「論理的つじつまの合わなさ」みたいなののごまかしが効かない感じです。小説だと人間はこういう反応しないだろう、みたいなのが漫画より強く目立ってしまう。あと、一瞬の無言とか、そういう「間」の表現にえらい苦労します。
    読者さんについては、小説の場合、漫画より多分全然数少ないと思いますが、敢えて読んでくださる方というのは、結構ものすごく深く(それこそ作者以上に)読みこんで下さっていたりして、拍手は少ないけど、結局感想を頂ける数は漫画の場合と同じくらいだったりもする。

    そういうわけで、オンでちまちまやってる分には、あまり作り手として(自己)満足度に差はないですね、漫画でも小説でも、表現手段としては。
    オフの場合だと、売れ方に多分だいぶ差が出るので、もっと色々感覚が変わってくるのかもしれませんが。
  • やおいは男同士でなくてもいい
    よしながふみさんと三浦しをんさんの対談だったと思うんですが、「究極、やおいは男同士でなくてもいいんですよね。関係性なんです。」という話がありました。

    例えばガラスの仮面北島マヤと姫川あゆみとか、のだめカンタービレののだめと千秋とか、互いの才能が気になってしょうがなくてライバル意識があって、同時に凄い認め合っている、みたいな関係は性別に関係なく、性的関係が有る無しにかかわらず、「すごくやおいっぽい」と感じるのだそうだ。

    これ見たとき、ああそうだよな~。すっげぇわかる!と思わずうなずいた覚えがあります。
    何となく、今までの社会状況からして、男性同士を扱った漫画の方がそういう関係を簡単に描きやすいから男x男になるわけだけど、男だからやおいなんじゃないんだ、という。

    ただ、これは大事な視点だなと思う一方で、やおいにはもう一つの側面もあるような気がします。
    やおい好きな人は多分、次の二つの両極の間を浮遊してると思うんですよ。

    ・男x男で、古典的な男x女でもありそうな恋愛のパロディーをやってときめいたり嗤ったりしたい。(エプロンで新妻受が待っているとか)
    ・ライバルだけど認め合ってる二人(または複数)が、性愛だか友愛だかを交えて結びついてるような関係性を描きたい。(愛し合った次の日ガチンコ勝負する二人)

    よしながさんたちは多分、後者に比重を置いて話してるんですね。いや、私も自分が楽に話作ったり妄想したりは後者の方なんですが。
    ただ、前者もやりようによっては破壊的なものができあがって楽しいよなあwwと思うのです。




    で、話がややとびますが、最近ふと自分のエヴァ二次妄想で気づいたことあって。
    うちのサイトはLAK(カヲルxアスカ)というこれまたマイナーな男女カプを扱ってるんですが、一作書いて以後あまり進まず、どうしたものかと考えてたんですよ。
    一体自分はこの二人で何をやりたかったのかと。
    そして思ったんです。何か私はどうもLAKでやおいをやりたいらしい、と。
    不思議なんですけど、シンジとレイ(LRS)、シンジとアスカ(LAS)などのカプ妄想とはどうも自分にとって違うみたいなんですよ。
    なので私にとってカヲルってとことんやおいキャラ…いや、アスカがなのかな?


    ちなみに、こんどよしながさんの対談集が出るらしい。
    http://www.ohtabooks.com/view/bookinfo.cgi?isbn=9784778310875
  • ディープorライト腐女子論
    すこし前にですが、こちらで「ディープ腐女子とライト腐女子」という分類について論じた記事を拝読しました。
    要約すると、

    ライト腐女子:ノリが「キャー」「萌え!」な感じで若くて移り気で、誰からも愛される主人公受にはまる。受=自分でジェンダー観は意外と古典的。男らしい攻と女の子ぽい受のパターン化されたやり取りが好き。同じシュミの人と群れたがりコミュニケーション重視。作品を崇拝。

    ディープ腐女子:静かに作品を愛でるのが好きで年齢層が高く、サブキャラ好きで自分=攻な感覚が好き。主人公で騒がない。年下攻や下克上など意外性のある関係性が好き。やや排他的で単独行動を好む傾向。作品に批判的。

    だそうです。
    興味深い分析で、なるほどと読んでいたのですが、ふと思いました。
    ジャンルによってはこういう「溝」が出来にくいのってある気がする。

    例えば、ハンタとエヴァって基本的にこの手の分類が難しくなるジャンルに思えました。
    (ブレイブはまだちょっとよくわかりません。)

    特にエヴァなんてやたら暗いとこがある作品なだけに「ライト」なだけの感性にどの程度響くか微妙だし、かといって「ディープ」に構えて「シンジもカヲルも興味ない。シンジどうでもいい」と処理するにはキャラが美味しすぎて存在感がありすぎる。
    ハンタはまあ、主人公四人組派と幻影旅団派、親衛隊派と別れるとは思いますが、主人公四人組愛好家がこの分類の「ライト」には思えないなあ。私の知る限り、皆様いい感じに…(以下略)
    ま、どのみち、移り気だとこの二作品のファンはやってられない(苦笑)

    その一方でライト系な楽しさ爆発「キルアたん… (;´Д`)ハァハァ」「カヲルきゅん…ウッ…」な世界でもありますしね。カラオケで妄想して(〃▽〃)キャー♪な盛り上がりをしたり、カヲルきゅんが夢に出てきたお話を拝聴したり。
    自分はユルい三十路だからテンションで負けるけど、あの空気は好きだなあ。
    って、年の割にコミケ一昨年からだし、まだあまり多くの方は存じ上げないのですが。