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にくしみ

エンビモノローグ。エドエンエドカテゴリーですがエドは出てきません。だけどいくつかのキーワードがまあ、エドにつながるかなあ…と…(苦しすぎ)


己が一なるものでないことは嫌と言うほど思いしらされてた
身の内から常に聞こえる声がある

嘆き妬み苦しむ声
嬌声と哄笑 怒号

くだらない
意識するたびそう思っていた

分別を無くした亡者共の囁きに
嗤い 虫けらめと見下した

魂を喰らって生きるそれが己の性
食物連鎖の一つ上の段階にいるのさ

そう ただそれだけのこと



時折不意に 赤子の声が響き渡ることもあった
糞尿のようにこちらの意思もお構い無く膨れ上がり腫れては弾け垂れ流れる組織
顔があり
生まれ落ちる苦悶を浮かべていた

それもいやな臭いを放ちながらすぐに消えるさだめの


だから何だ それも嗤った





だけど どうしてだろう


例えばこんな夕暮れ

灯りのともった窓の向こう
しみひとつない人間のこどもをのぞきこむ親たちの顔をみると
いてもたってもいられないような
感覚に捕らわれることがある


いつもは無関心なのに 何故か 
人間が殖える存在だということに我慢のならない嫌悪感を覚える

そして

尽きることなくあふれては崩れ落ちる感情に気づく

嫉妬

もはや憎悪に近いほどの


己ですら理由がわからない
どうにかすると己のものかもわからぬまま 只
この身を焦がす


荒れ狂う情念に
膨れあがるは死者達の叫び
内なる囁きが脳裏を満たす 一面耳鳴り

悔しいだろう憎いだろう美しく生まれたかっただろう
優しい手に撫でられたかっただろう
お前は生ませることも出来ないし生むものもなく
ただ体中から出来損ないを生やしてはぼたぼたと汚らしく大地を汚すだけ


うるさいうるさい虫けらどもめ黙れ


そして突如 怪物と呼ばれる己を改めて理解する

全てを壊したくなる

雄叫びを上げ身体を壁に打ち付け爪で皮膚をかきむしり
無駄口を叩く顔共を潰してまわれば悲鳴 一瞬声はやむけれど
どぼどぼとよくわからない組織やら体液やらが流れ落ち血が噴き出して自分も痛いから頭に来る

畜生めこれじゃあどこからどこまでが自分なのかお前らなのか訳がわからない
しかも後から後から生えてくる
顔の中 開いた口から更に顔また顔 分裂して 増えて また弾けて臭気 絶叫


終わりがない 果てしない 苦痛の無限ループ



しまいには 叫び疲れていやになって もうそんなの飽き飽きだから

とりあえずにんげんどもを壊そう


そう思ってまた仕事に戻るのさ

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