忍者ブログ

雑念手帳

サイトの日記ですが、同人サイト訪問者様用に公開されたJUNK妄想雑文メモ置き場兼ねてます。「何となくこのキャラのイメージで出てきた妄想だけど限定はしない」系の小説未満な小話がごっちゃりです。

マルコーさんとエンビ、そしてえっちな負け方について
仕事がかなり…きてます。
そんなときになんですが、過去に書きかけてた記事があったんでうpります。
ネタはこないだではなくその前の週の鋼FAアニメのことでして、もはや全く時代について行っていないのですが。

なお、ハンタのことも話したいけど…すいませ…もう完全に周回遅れのランナーです。


=====

第43話みました。エンヴィーとマルコーが激しくやり合う回でした。

この要約で正しくはない気がしますが、その類ではあったと思います。
えらい興奮しました。
映像的によかったと言うことはついったーやららくがき画やらで示したので(画像がアニメを忠実にうつしているというわけではないですが)、日記の方ではマルコーさんの話など。

一度も隠したことがないですが、エンヴィー×マルコーが好きです。

理由は単純で、まず最初に原作でエンビがマルコーを脅すときの仕草がえっちだと感じたからです。
特に腰が抜けそうになったエロスの発信源は床に座り込んでるマルコーさんのシャツの縁を人差し指でなぞるしぐさで、あれはたまらんと思いました。
脅すときの顔は近いし、しかもあれでエンビは結構きれいな顔だし、やだえっちだわ、と思ったのが最初でした。

しかし一番たまらんのはザンパノのたれ込みでまんまと一人で乗り込んでいってしまったことです。あんなの誰かにやらせりゃいいのに一人で出向くのですね。そんなに人出足りないのか。賢者の石作りたいから?でもマルコーさんの部下も石にしたのよね…。人手が足りないといってマルコーを呼んだのにマルコーがいなくなったらその部下を石にして更に人手を減らしてしまうという。冷静に考えたらずいぶんとおかしな事をしているような。

そんなわけで、何かもうここには(歪んだ)愛があるでしょうとしか思えなくなってしまっていた。

ここで改めて今での経緯を(妄想入りで)思い出してみると…。

マルコーという人は一度軍から逃亡することで全てを捨て、別の人間として人生をやり直しかけたところにエンヴィーに再び見つかってしまいます。
そのエンヴィーは姉のラストを失ったばかり。姉の思い出が生々しい家にグラトニーと二人たずねてくるわけです。感傷を露わににおいをかぐグラトニーをたしなめながら、マルコーに迫り、まるで人間への八つ当たりのように残酷な脅し文句でかどわかして連れてきます。
このときのエンビたんのエッチさといったら (;´Д`)
…とかいうとまた話がループするのでやめておきます。

そういうわけで囚われてるマルコーさんは文字通り「エンヴィー(とその仲間達)以外の全てとの人間関係が絶たれた状況」。とんでもない密室状況が出現します。このときストックホルム症候群が発生しても不思議ではありませんでした。(注:ストックホルム症候群=誘拐された人が誘拐者をうっかり好きになったり、もしくはその逆が起きたりしてしまう現象)
しかしスカーのおかげで再び逃げて、リセットして、新しい仲間のような人びとと共に歩み始めたところにエンヴィーがおいかけてくる。まるでマルコーさんが新しい絆を外界と作るのを阻止しようとでも言うかのように…(実際作戦上も仲間を作られちゃ困る訳なので当然ですが)。

でまあ、闘うわけですけど。
しかしこれがまた、なんかエッチに見えて仕方がないのです。
というのも、なぜだかこの戦い、いわゆる格闘漫画によくある「対等な男の戦い」じゃなかった気がするんですね。いい意味でも悪い意味でも。

まず、いい意味でとった場合、エンヴィーが「まるきり子ども扱いされたしなめられた戦い」のように感じる。
つまりマルコーさんという人は何だか手に負えない子ども(それもモンスター級の)に最初はいいようにやられながらも、最後は毅然としてたしなめる大人のおじさん、というポジションをしめそうとした(特にヨキにとりついたクリオネエンビにハッタリをかますときなど)という受け取り方です。実際にマルコーさんがここでかっこいいところを示したという声多数。

ただしその一方で、悪い意味というか、やや黒い取り方をすれば、あの戦いは結構むごたらしい。まず、エンビが半端に強いから仕方ないんですが、多勢vs一人(でも魂はいっぱい)の戦いですね。いわば「みんなで化け物を退治しました」エピソードです。
あと前からちょっと思ってたし、某掲示板のエンヴィースレの議論でも、ある方のメッセージからも感じたのですが、あのエンビのやられ方は何だかまるでレ○プのような…υ
剥かれて「見られたくない」姿を見られて、「見くだすな」と泣きながら負けるわけですから。「いやだ、このエンヴィーが」の台詞ひとつとっても「こんな辱めを受けるなんて!」というニュアンスが…。つまりはあの戦い、エンヴィーにとってはマルコーに辱められた戦いでもある。


んまあ、問題は、エンビはあの身体の構造上、どうしても「嬲られ、ひんむかれ身ぐるみはがされ、ぼろぼろになってやられる」という負け方をせざるを得ないことにあるんでしょうけど。
つまり、エンビはその特性上、えっちなやられかたしか出来ないキャラだということなんですかね…。

そんなわけで絡まり合った愛憎だとか、やってやられた関係なのだとか、不良少年が誘拐してきた疑似お父さんなんだとか、うっかり誘惑された罪悪感故に熾烈な反撃をしたのだとか、ごちゃごちゃあることないこと考えさせてもらえて大興奮した回でした。


なんかオチがついてませんがこの辺で。
PR

コメント

1. 無題

> 一度も隠したことがないですが、エンヴィー×マルコーが好きです。

私も好きです!!
サキオさんのFA43話感想、お待ちしておりました!

> 「エンヴィー(とその仲間達)以外の全てとの人間関係が絶たれた状況」。とんでもない密室状況が出現します。
> まるでマルコーさんが新しい絆を外界と作るのを阻止しようとでも言うかのように…

ここ…めちゃくちゃ萌えですね!
「人との繋がりを絶つ、繋がりを作るのを阻止する=密室状況」。確かにそうですね。
ちょっと思ったのですが、「密室状況」といえばウロボロスも“お父様”と魂を分けた我が子だけで成り立ち循環しているある種の「密室」ですよね。
「新しい絆を外界と作るのを阻止しよう」というのでは“お父様”がホーエンハイムを同じ不死の肉体にしたのを思い出します。

エンマル妄想でみると、エンヴィーはマルコーを自分と同じような境遇におきたい、自分の側に抱え込みたいという願望があるという風に見れますよね。エンヴィー自身は無自覚なのでしょうが。

> あのエンビのやられ方は何だかまるでレ○プのような…υ

自分のサイトにupした感想ではそこを意図的に避けてしまいました。
それくらい哀しかったし、痛ましかったし、他人事とは思えなかったです。
同時にあの姿を見て興奮してしまう自分もいるわけで、その矛盾する感情はどう説明していいのかまだわかりません。

> 不良少年が誘拐してきた疑似お父さんなんだ

エンマルはやはりここにいちばん萌えを感じますね。

萌えと考察欲を刺激する感想をありがとうございます!

2. 無題

紫さま:

レス遅れてすいませんm(_)m
ちょっとオフの方にとらわれて気づいたら今日…。アニメもまだ見てません(録画はしてる)。でもそれだけにいい意味で頭がまだ43話というか、余韻は未だに引きずっていますw

そしてそして読み応えのあるコメントありがとうございます…!!
毎回ながら自分の気づかなかったところを指摘していただけるというか、拝読してえらく萌えていました。

特に、

>ちょっと思ったのですが、「密室状況」といえばウロボロスも“お父様”と魂を分けた我が子だけで成り立ち循環しているある種の「密室」ですよね。

ウロボロス=密室…この言葉にやばい回路がスイッチオンしてしまいましたよ…。自分変な人です。でもほんと、あれは切ないくらい残酷な密室家族ですね…。
あの子達は他に居場所がないしどこにもいけない。しかもお父様はやっぱわが子達をいわば「自分の一部」みたいに考えてるんでしょうから、だとするといわば「子どもは自分の所有物」的な状況。対するホム達はといえば、表現は大変悪いですが、もう被虐待児が親を否定できない(他に代わりの人はいないから)ような盲目さで愛を注いでいる。でも一方でグリードがああなっちゃうのをみたりしてるわけだから、潜在意識では、見捨てられて作り替えられる不安と常に隣り合わせなんだろうなあ…とか思ったりました。

>エンマル妄想でみると、エンヴィーはマルコーを自分と同じような境遇におきたい、自分の側に抱え込みたいという願望があるという風に見れますよね。エンヴィー自身は無自覚なのでしょうが。

いや~まさにそういう風に見えますね…。で、萌えるんですが←
前にマルコーさんを「のうのうと生きることも死ぬことも出来ないんだ」とか脅してましたが、あれはそうなってほしいんだなって気がしました。だってエンビはまさにのうのうと生きることも簡単に死ぬことも出来ないですから…。

>それくらい哀しかったし、痛ましかったし、他人事とは思えなかったです。
>同時にあの姿を見て興奮してしまう自分もいるわけで、その矛盾する感情はどう説明していいのかまだわかりません。

まさに同じようなことを感じてしまいます。かわいそうだけどムラムラ…。これは何としたことか。

>> 不良少年が誘拐してきた疑似お父さんなんだ
>
>エンマルはやはりここにいちばん萌えを感じますね。

この辺の見方は紫さんの小説にもすごく触発されました。
こんなところで感想めいたことを書くのは恐縮ですが、ほんと、今後とも楽しみにしてます!

それでは(´∀`*)
コメントを書く