雑念手帳

同時に「へー」と思ったことがありました。彼女達は友だちのためのガチャガチャをドンキホーテで探してたらしいんですが、そのとき「これは絶対誰にもあげられそうにない」というのを引き当ててしまったらしいのです。
それが…写真の左側にいる青髪のおにゃのこ…。
敢えて全身入れませんでしたが、全裸です。で、見るからに…なポーズしてます。
要はありがちな秋葉系ロリSMフィギュア…なんですが、それに対して彼女達2人が連発したのがnastyという言葉。まあ、卑猥とかみだらという意味ですが…。
「すっごいおどろいた。これが普通に売ってるんだよ？」といってその場でみんなに回覧して、欧米系の人たちは一様にワーオとか言ってみてました。

その2人は北欧出身なんですが、そういえば前にも別の北欧系男性が、「日本のエロって変に隠すくせにすっごい変態ちっくだよね？」と不思議そうな顔で言っていたのを思い出しました。彼らの感覚では、モザイク修正が入ったり恥ずかしがったりするくせに、こういう緊縛とかSMとか、ロリ系丸出しなグッズを平気で普通の店で売っちゃうあたりが理解しづらいらしい。そして、一体日本人は恥ずかしがりなの？それとも超変態なの？というギモンに…

思い返せば過去自分が留学してたときもエロについて語る機会はちょぼちょぼあり、似たような反応をする人がいました。要約すると、

・何故モザイクかけるの。
・どうしてエロビデオに長々とよくわからないストーリーが入ってるの。さっさと肝心なところ見せてよ。
・プレイ自体はだいぶ大人しいのに、変なところでSMっぽい。何故。
・（男女モノの場合）女の人が気持ちいいはずのところでイヤだイヤだって言うのは何故。

…まぁ、結論を出す気はないんですけど（笑）、こういう話聞いてて面白いなと思うのは、やっぱ文化・社会によって人ってだいぶ違う感覚を持つんだなっていう、ごく平凡な感想です。彼らにとって日本のエロって、隠されて抑圧された雰囲気を基調に、その上から薄墨を引くようにまんべんなく虐待やSMテイストが被さっている、みたいな感じで捉えていると思う…し、ぶっちゃけると、私自身洋物好きなので和物エロがそういう風に見えることが多い。スイマセン、全然中立じゃないです。
この辺、反論はあると思いますが…

日本の男性向けエロって、社会的に抑圧されている（=恥ずかしいことだ、みだらなことだ）ことの鬱憤と、ある種の男尊女卑みたいなのが割とロコツにSM的表現に転化されてるものが多い気がして時々辛いですね。はっきりSMならSMと銘打ってビシビシやってくれるならばそれはそれでいいのですが、そうじゃなくてかなりSM的な描写を「普通のこと」としてやっちゃう感性がある気がします。それって何のSM？みたいなことを「男と女ってこれが普通だろ？」と押し通すみたいな…
個人的にはそれがついて行けないときありますね。とはいえ、私自身は欧米系の人々よりは全然SM慣れしてる日本の女子なんですが。青髪フィギュアもoh cuteとかつい言っちゃいましたしね。ただし私の場合「自分はいやだ、てめえがMやれ」感覚なんですが（←最低）。

和物エロ、特にアニメ系で可能性を感じるものもあります。特に触手は良い。
あれもまともに性行為を描くのにタブーを感じる土壌があるから、発想の転換で生まれたとか言う説があるみたいですけどｗ
…って、語り出すとくどくなるからこの辺で止めます。